クォリティー・シーズン
一年のうち最もクォリティ(質)の高い茶葉を収穫できる季節のこと。
旬の時期のこと。
シーズンは、銘柄、産地などよって異なり、味や香りがよく高品質なものが生産されます。
この時に生産された茶葉は高品質なものが多いため、人気が高く、高値がつく。
ディンブラは1〜2月、ウヴァは6〜9月。
ダージリンは茶園によって多少前後があるが一般にセカンドフラッシュ(夏摘み)の時期である4〜7月の間とされている。
クリーマー
ミルクティーなどに添えるミルク差しのこと。
ミルクピッチャーと同じ。
ケニア(Kenya)
標高1500m〜2700mの高地に位置し、年間を通じて茶摘みの出来る恵まれた気候。
そのため、成長が早く出荷が驚くほど早い。
セイロンティーに似たまろやかな味わいで、ほのかな甘みとコクがあり,大変親しみやすい味。
水色は濃い赤。
どんな飲み方にもよく合うが、とくにアイスティーやレモンティーがベスト。
抽出時間が短いのでティーパックによく使用される。
クォリティーシーズンは、1〜2月と7〜8月。
祁門(キーマン)紅茶
キームンとも読む。
安徽(あんき)省の南部が産地。
温暖湿潤気候なので高品質な茶葉を生産することで有名な地。
キーマンは一般的に独特なスモーキーフレーバーを持つといわれるが、良質なものにはバラや蘭の花を想わせる甘い香りが味わえる。
品質によっていくつかの等級に分けられるので、味わいもそれによって、異なる紅茶である。
水色は鮮やかな紅色で、タンニンが少ないので渋みがなく、香りを楽しみながらストレートがオススメ。
もちろん、ミルク ティーやアイスティーでも美味しい。
キャンディ(Kandy)
キャンディは、スリランカで最初に作られた場所から由来している。
4〜500mと低い標高でとれるのでローグロウンティー(低地産茶)に分類される。
水色はオレンジ色に近い赤。
渋みは少なく、非常にソフトな味わい。
コクのバランスが絶妙で、口あたりのよい味わいを引き出し、素直に美味しく万人受けする紅茶なので、人気も高い。
軽いミルクティーやアイスティーにも向いている。
フルーツやハーブと合わせバリエーションティーでもOK。
ゴールデンティップ
年の初めに摘まれた、まだ葉が開いていない芯芽(枝の先端部の葉のつぼみ)部分のことを指す。
紅茶工場にて加工した後、表面の細かいうぶ毛を残しているものを「ティップ」と呼ぶ。
「ゴールデンティップ」とは、発酵の段階で紅茶液に染まって金色に見えるもの指す。
収穫量は非常に少なく、加工の手間もかかるため、ティップが多く含まれる紅茶ほど高価となる。