紅茶の美味しい入れ方

紅茶は間違った入れ方をしている人が意外と多くいます。
でも、ポイントを押さえれば誰でも美味しく入れることができます。

まず、使用する茶葉は最もポピュラーなブロークンタイプ（2～3ミリ）の茶葉。
これを使って、ゴールデンルールという4つのポイントを押さえて入れましょう。

※ゴールデンルールとは、イギリスで生まれた紅茶の美味しさをより引き出すための方法。

■ゴールデンルール１フタ付きのティーポットを使う
保温性に優れたティーポットを使うことで、紅茶の成分がより抽出される。

使用する水は、水道水でＯＫ。
日本の水道水は軟水であり、紅茶を入れるのに適しているため。
蛇口から勢いよく水を出すと、空気が入って紅茶に最適になる。

■ゴールデンルール２茶葉を正確に計る
紅茶は茶葉の量によって味が変わるため、入れる量は正確に。
ティースプーン１杯（2.5～3グラム）が1人分。

■ゴールデンルール３十分に沸騰させた熱湯を使う
１０円玉くらいの泡が出るまで、お湯を沸騰させる。
これは、紅茶はお湯が100℃の時に成分が出やすいため。

お湯が沸騰したら、ティーポットとカップに１／３程度のお湯を入れて温める。

そして、そのお湯を捨てて、ティーポットに茶葉とお湯を入れる。
お湯を入れる時は、勢いよく注ぎ、空気を多く含ませる。
空気を多く含んだほうが、茶葉が上下に動き、成分が出やすいため。
これをジャンピングと呼ぶ。
空気が足りなかったり、お湯がぬるいと、茶葉は浮いてしまう。

■ゴールデンルール４ティーポットを動かさず、じっくり蒸らす
手で揺らしたりせず、じっくりと蒸らす（2分30秒間）。
揺らすと成分が出すぎて、渋みやえぐみが強くなるため。

ティーポットにティーコジーを被せると、お湯の温度を長く保つことが可能。
ティーコジーが無い場合は、タオルなどで代用可能。

茶葉が底に沈殿したら、成分が出た状態。
これをスプーンでひと混ぜして、味を均等にさせる。

茶漉しを使って、最後の一滴までカップに注げばＯＫ。
最後の一滴は、「ベストドロップ」「ゴールデンドロップ」と呼ばれ、特に美味しいとされている。

ティーバッグの紅茶を入れる場合は、以下のポイントに注意しましょう！

・熱湯の中にティーバッグを入れたら動かさない
・ティーカップにはソーサーなどでフタをする
・取り出す時は、左右に軽く数回振って成分を出す