紅茶の魅力
紅茶の最大の魅力とは、一体何でしょう?
まず一つは、数百、数千にものぼる種類の豊富さがあると思います。
さらにミルク、アイス、チャイ、フルーツなどでアレンジすることで、様々なバリ工−ションが楽しめて、日常生活の様々な場面に対応できるということが挙げられるでしょう。
本場のイギリスでティータイムの習慣が始まったのは、19世紀中頃。
イギリスでは、紅茶を一日に5杯以上も飲みます。
様々なシーンで様々な紅茶の色々な表情を楽しんでいます。
目覚めには渋めの濃い紅茶、朝食にはたっぶりのミルクティー、ティーパーティではケーキやサンドイッチと一緒に香り豊かな高級紅茶を、夕食後にはフレーバーティーでリラックス…というように、日々の生活の中で、紅茶は欠かせないアイテムになっています。
最近では、日本でも本格的な紅茶を飲ませてくれるお店が増え、愛好家もそれと同じく増えてきました。
日本人も普段の生活の中で、より楽しい時間を過ごすことができるようになってきています。
紅茶の効能
紅茶の成分に含まれる紅茶フラボノイドとカテキンには、抗酸化作用や殺菌作用などがあり、ガンや成人病の予防、風邪予防、虫歯予防、老化防止などの効果があります。
また、紅茶にはカフェインも含まれています。
このカフェインには脳を刺激して集中力を高める作用があり、新陳代謝を促進する作用もあります。
紅茶は気分転換やリラックスするためにも効果的ですから、精神的にもよい効果をもたらしてくれるのです。
紅茶の等級(グレード)
茶葉にはアッサム、ジャワ、ダージリンといった産地別の名称だけでなく、葉の大きさや製法によって等級(グレード)があります。
この等級(グレード)によって抽出時間が異なり、水色(すいしょく)や香りなども変わってきます。
等級(グレード)は、自分に合った紅茶を見つけたり、茶葉に適した美味しい入れ方を知るためには、欠かせません。
お茶の木の枝の一番先端の新芽をティップといい、その下の2枚の葉を合わせて一芯二葉(別名:フレッシュリーフ)、さらにその下の葉を合わせて一芯三葉(別名:マザーリーフ)と呼びます。
基本的には一芯二葉で摘まれていますが、近年、一芯三業で摘まれることも多くなっています。
茶葉をカットしないままのものはフルリーフと呼ばれます。
茶葉を細かくカットしたものはB(ブロークン)と呼ばれ、等級の名称にBがつきます。
そして、カットした茶葉をさらに粉砕したものはF(ファニングス)やD(ダスト)と呼ばれます。
まだ茶葉が開いていない状態の新芽(ティップ)が多く含まれているほど高級とされ、中でも特定の時期にしか採れない金色がかったものは「ゴールデンティップ」と呼び、最高級とされます。
また、薄いグレーがかった新芽はシルバーティップと呼ばれ、ゴールデンティップと同様に最高級とされます。
コールデンティップ・シルバーティップ・ゴールデンティップの含まれる量によって、T、Gの文字が等級の名称につけられます。