希少なトスカーナ産オリーブオイル
イタリア・トスカーナ州は、良質なオリーブオイルの産地として有名です。
トスカーナ州には丘陵地が多く、高級ブランドとして認知されているにも関わらず、その生産量はイタリア全土の1割にも満たないとされています。
それもこの地が名産地と呼ばれるのは、ルネッサンスの都・フィレンツェを中心に高い食文化を誇り、良質なオリーブオイル作りを探求してきた歴史があるからです。
収穫時期が限られた早摘みオリーブ
トスカーナのオリーブ収穫時期は、毎年11月~1月までの約3ヶ月。
この時期が旬になっていますが、中でも青々とした強い香りと味わいが特徴の「早摘みオリーブ」の収穫は11月まで。
生産している会社では、予約を受けた分だけ、早摘みオリーブを丁寧に搾り、オイルをろ過せずに上澄みだけをビン詰めにしています。
大量生産できない理由は、ここにあるのです。
また、オリーブの香りを残すために、ノンフィルター製法(無ろ過製法)で作られたオイルは、油っぽさが全くなく、爽やかな香りと素晴らしい味わいが楽しめます。
オリーブオイルの美味しい食べ方
オリーブオイルを美味しく食べるには、小皿にオリーブオイルをとって、フランスパンに付けながら食べるのが一番です。
これは、オリーブオイルの香りを楽しむための代表的なイタリア式食べ方。
新鮮な香りが口いっぱいに広がるので、とても美味しく食べられます。
お好みで、小皿のオイルに塩を適量加えてもOK。
トーストした厚切りフランスパンに、トマトとガーリックを合わせた「ブルスケッタ」も芳醇な香りが楽しめます。